空調設計技術

原子力発電所の空調設計、各種評価、及び、現地試験などを行います。

1.原子力発電所の空調設計

  • 放射性物質による汚染の可能性のあるエリアに対して、同エリア内の空気浄化、放射性物質濃度低減、及び、放射性物質の閉じ込めに必要となる空調設備の設計を行うことで、発電所内で働く人々の被ばく防護や発電所外への放射性物質の拡散を防止/低減します。
  • 原子力発電所の各エリアに対して、冷房や暖房、及び、呼気より発せられるCO2の濃度低減に必要となる空調設備の設計を行うことで、プラント運転操作やメンテナンスのための運転員や作業員の常駐/一時立ち入りなどを可能とし、また、各エリアに設置される機器が正常に機能するよう温度や湿度環境を整えます。
原子力発電所の空調設備例
原子力発電所の空調設備例

2.原子力発電所の各種評価(空調設計関連)

過酷事故等により空調設備が停止することを想定し、各エリアに設置される機器等の発熱による温度上昇や運転員の呼吸によるCO2濃度上昇等を模擬した評価を行います。

3.現地試験(空調設計関連)

プラント運転員が常駐する中央制御室において、その空調設備の事故モード時における放射性物質流入率を現地測定し、また、流入率の低減対策を検討/立案します。

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